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「ただのノートが100万冊売れた理由」を読みました

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先日発刊された、ビジネス書大賞第1位の美崎栄一郎氏著書である「ただのノートが100万冊売れた理由」を早速読みました。話題の電子文具を連発するキングジムの“ヒット脳”の秘密を著者が解き明かすものです。キングジムといえば、ファイルメーカーで有名ですが、もともとは1927年創業者である宮本英太郎氏が人名簿や印鑑簿を考案し、「名鑑堂」として創業されました。そして、1954年に厚型ファイルの元祖ともいえる国内初のパイプ式ファイルを開発し、ファイルメーカーとして成長を遂げました。1961年には社名をキングジムに改称し、1988年電子文具の魁ともなる「テプラ」を発売、爆発的に売れました。その後、ダ・ヴィンチ、デジタルメモの「ポメラ」、電子マネービュアー「リレット」、卓上メモ「マメモ」、スマホノート「ショットノート」、インターバルレコーダー「レコロ」・・・・と次々と電子文具を発売し、いずれも大ヒット商品となっています。
キングジムは、キングファイルという一般的なアナログ文房具に加えて、デジタル系の電子文具を発売することにより、文具業界のみならず、家電量販業界にも進出することができ、更なる販路を拡大していることに大きな勝因があるといえます。
キングジムの常務で開発本部長である横田氏は語ります。 「ヒットするかどうかは、その商品にお客様が“グッとくる”かどうかなんです。」
最終章に書かれています。“ヒット商品”といわれるモノは、誰でもが欲しい商品ではなく、100人にひとりが買っただけでも十分にヒット商品となり得るものである。万人を対象にしたものではなく、特定のごく一部のユーザーから熱烈に支持されるものを作り続ける会社だからこそ、ヒット商品を連発する企業に成長したのでしょうね。これからも「グッとくる」ヒット文具を連発してほしいものです。

by kannamijohhou | 2012-06-14 13:45

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