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修正テープの話

書類の修正や文字を書き間違えた場合に使用する修正テープ。この修正テープは、1989年(平成元年)に消しゴムのトップメーカーであるシードが開発したものです。もともと修正用具としては、ハケ式の修正液がヨーロッパでは主流でした。タイプライターで打った文字を修正する時に使用するものでした。1952年(昭和27年)丸善によって日本に輸入され、「リキッドペーパー」という名称で人気商品となった。この頃は、修正=リキッドペーパーと言われたくらいであった。海外ではタイプライターで書類作成していましたが、日本ではまだまだ手書き文化だったので、1970年(昭和45年)丸十化成が日本の筆記に適した国産初の修正液「ミスノン600」を開発し、その後ペン型の修正液も登場しました。
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しかし、この修正液は「乾きが遅い」「消し跡にムラがある」「ぺん先が固まって出なくなく」等の苦情が多かったらしいです。そこで、研究に研究を重ねた結果、シードがドライタイプのテープ状修正具を開発したということです。この修正テープは、修正後すぐに書き込みが可能、手を汚さないと好評で文具各社が参入して、現在に至っています。その後、カセット式で詰め替えができるタイプ、横引きタイプ、手にフィットするタイプなど改良されていますが、私が最も欲しい修正テープは、修正している場所が確認できる、つまり引き過ぎないタイプのものを開発できないものか、と考えています。蛍光ペンでは三菱鉛筆から発売され大好評の「プロパス」は透明の窓がついていて確認しながらライン引きができる蛍光ペンですが、修正する場合も引き過ぎてしまうことも多々ありますね。ただ、修正テープに窓は付けることはできません。何か逆転の発想が必要ですが、こんな修正テープがあれば、ヒット商品になること間違いないと思っています。

by kannamijohhou | 2012-02-10 10:25

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